レンタル819西宮 (210) <<複数台数で走行する場合の注意事項 基本千鳥走行 >>
レンタル819西宮 複数台数で走行する場合の注意事項 基本千鳥走行



共同危険行為等の禁止違反(道路交通法第68条)という違反があります。
二人以上の自動車又は原動機付自転車の運転者は、道路において二台以上の自動車又は原動機付自転車を連ねて通行させ、又は並進させる場合において、共同して、著しく道路における交通の危険を生じさせ、又は著しく他人に迷惑を及ぼすこととなる行為をしてはならない。
簡単に言うと、二台以上のバイクで、危険運転、迷惑になる運転をしたらダメですという法律です。
何十台以上のバイクでなくても、二台でも対象になることになります。

複数台で走行する場合は、千鳥走行(2列で左右にずれて走行をする)をすることをおすすめします。
並走(横2列)は法律違反ではないですが、並走はしない方が良いです。蛇行運転(左右にふらふらふらつく)は、取り締まり対象になります。問題は一緒に走っている台数ではなく、危険運転又は迷惑運転が問題になります。
千鳥運転を知らないと並走することもありますし、ふざけて蛇行運転することもあるかも知れないので、注意するようにして下さい。
こんなことを言われなくても、問題ないと思う人もいますが、他に注意が必要な場合もあります
駐車場やガソリンスタンドから一般道路に出る時に、グループメンバー全員が一般道路に出るまで、後続車の前で後続車の進行を止めるのは迷惑行為になります。高速道路等でバイクが一列に走行して、バイクとバイクの間に車が車線変更して入ってこないようにブロックすることも迷惑な行為になります。グループ全員が常に一緒に走行しようと思えば、問題も発生しますので、人数が多いグループの場合は、数台ずつグループを分けて小さなグループで走行することをおすすめします。もう二十年近く前にツーリングを企画して100台以上の申し込みがありましたが、雨天で中止になりましたが、ETCがない時代で料金所のこと、食事休憩、給油のことを考えると確実にトラブルが発生することで企画は中止させました。大きなグループで走行すると気持ちが良いように思えますが、現実的には給油だけで1時間近く掛かりますし、それだけのバイクが給油を待つには、片側1車線が完全に使えない状況になるので、10台以下でも集団ツーリングには十分な計画が必要だと考えます。
それ以外に駐車場で複数台のバイクを駐車するのにも注意が必要です。バイク用駐車場がある場合は、バイク用駐車場に駐車しないといけません。排気量50ccのバイクは駐輪場に停車が必要があります。51cc以上のバイクは、四輪駐車スペースに駐車することは問題ありません。但し施設によっては、51cc以上のバイクでも駐輪場に停車するように言われるケースもあるので、判断が難しい場合は施設に確認するのが良いです。法律的には違反ではないですが、混雑している駐車場で四輪車スペースにバイクを1台ずつ停車することは違反ではないが、できるだけ詰めて駐車させる方が良いです。
台数が多い場合、ガソリンスタンドで給油待ちのバイクと給油後 友人待ちのバイクでいっぱいになることもあるので、給油場所の近くで待機できる場所は下調べてしておくのが良いです。一緒に走るバイクが多いと給油だけでも30分以上時間が掛かることもありますので、給油後に別に集合場所を調べておく方が良いです。全員が同じ店で一緒に食事をするには事前の予約が必要ですし、ヘルメットを店に持ち込めない店もあるので注意が必要です。
走行中に、お互い連絡が必要な場合があります。信号で列が離れる場合などです。これらの問題を解消するのが、バイク用インカムです。ヘルメットを被ったままに通話ができるので、バイクの走行中にでも連絡のやりとりができます。複数台で一緒に走行する場合は、インカムがあるとすごく便利です。今はいろいろなメーカーからインカムは販売しています。
複数台で一緒にツーリングに出かける時には、目的地、目的地までのルートの下調べとお互いにルールを設定した方が良いです。
交通ルールを遵守して、安全運転を行い、事故がなく無事に帰宅するまでがツーリングだと思います。